こちらでは思考・活動を促すレポートを公開しています。是非ご覧ください。

1. リーンプロダクション、TPS、日本的経営などについて

2021年1月にアップロードされたレポート

改善とコロナ、ドイツ企業の対応と状況 – 2021 年1 月の調査結果から

Roman Ditzer

コロナの年とも言える2020年の状況にドイツの諸企業がどのように対処したか、そしてそれが彼らの改善活動にとって何を意味するのかを見定めるために、弊社は小規模な調査を行いました。そこでは長年にわたりリーンコンセプトと改善方式を応用している企業に回答をお願いしました。高いレベルの変遷能力を備えた組織は、自然の理として、変化により容易に対処していて、パンデミックによる刺激を利用しています。そうした組織は先駆者として、他でも遅れながらも現れてくることが予想される展開を先取りしています。

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2020年10月にアップロードされたレポート

「トヨタらしさ、TPS、ボトムアップ」(2020)

Roman Ditzer

トヨタ自動車が「トヨタで働く人々が共有すべき価値観や手法」についての記述を初めて提示したのは2001年のことです。「トヨタウェイ2001」は、公式に明文化された企業理念であり、いまだに有効性を保っています。それから20年弱を経た今ではしかしながら、「トヨタらしさ」についての新しい発言が見られます。トヨタ自動車のトップマネージャーの最近の発言からは、TPSは現在、トヨタに固有の「トヨタらしさ」の中枢であり、他の「普通の企業」との差異をなす特徴であると見なされていることがわかります。

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矢部輝夫
代表 おもてなし創造カンパニー、元・JR東日本テクノハートTESSEI おもてなし創造部長

「私は安全が専門です。安全の言葉に「安全はトップダウンで始まり...

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「私は安全が専門です。安全の言葉に「安全はトップダウンで始まり、ボトムアップで完成する」というものがあります。まず、「トップダウン」が極めて重要です。「こうしなさい」という意味では決してありません。トップの熱意、真摯さを伝える行為です。トヨタは、まず、それが凄いと思います。そして「ボトムアップ」です。トヨタでの「ボトムアップ」がなぜ凄いのか。海外の方にはなかなかご理解できないのではないかと思いますが、私は会社とスタッフ、さらにスタッフ同士の絆(きずな;英語で言えば、engagement?)があるからだと考えます。テッセイでもその絆(きずな)をとても大切にしてきました。どうやってその絆を強くしてきたのか。それは企業秘密(笑い)ですが、みなさんに機会があればお話したいと思います。」
石垣忠政
株式会社平山 TPS 実践道場センター長、トヨタOB

「TPSの実践に成功しているトヨタや他の日本企業の成功は...

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「ご無沙汰しております、お元気でご活躍の事と思います。 この度は、大変貴重な資料をお送り頂きありがとうございます。 海外の人達は、日本人よりもトヨタの事に付いて色々勉強されておりますね!

「TPSの実践に成功しているトヨタや他の日本企業の成功は、少なからず ボトムアップ・アプローチに基づいています。」

そうなんです、ここが重要なんです、一般的に管理・監督者はトップダウンだけで仕事を指示命令をしている事が多いのではないでしょうか、トヨタのトップダウンとは、一言で言うと「管理監督者(トップ)が 現場に降りる( 自ら足を運ぶ) (ダウン)」事を意味しております、それが結局は、 「人間性尊重」( 考える余地を与える) ボトムアップ・アプローチに繋がっているのです。」

加藤明彦
代表取締役会長 AVEX (エイベックス株式会社)

「トップダウンとボトムアップのバランスですが、これは「経営指針」づくりに表せると考えます。...

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「トップダウンとボトムアップのバランスですが、これは「経営指針」づくりに表せると考えます。 経営理念はトップダウン、すなわち「経営思想」です。 ビジョン・方針・計画は、組織に与えられた役割に応じて、それぞれが「自分の頭で考え、行動する」これが、ボトムアップです。 大事なのは、経営者と社員との信頼関係、これがあってこそ「全社一丸体制」ができて、体質の強い会社ができます。 コロナ禍で見えてきた、「金」中心の経済から「人」中心の経済に変化してきました。 まさに「人間尊重経営」の時代が来たと感じています。」
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